油剤の取り扱い注意点-正しい使い方をすることで加工精度が変わります
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油剤の取り扱い注意点について

油剤は機械加工のパートナー的存在です。油剤をうまく使うことで、加工の精度も上がります。
ここでは、油剤の取り扱い注意点についてお伝えいたします。

油剤の取り扱い注意点

加工油、潤滑油共通

製品の保管について

基本的には冷暗所での保管をお願いします。ただし、開封済み(使用中)の製品については、ゴミや湿気(水分)の混入の恐れがあるため注意して下さい。これらが混入すると物性が大きく変化する可能性があります。

保護具の使用について

油剤を直接触ることは好ましくありません。使用時には、長袖の衣服・保護手袋・保護眼鏡等の着用をお勧めします。
使用前に、製品安全データシートをご一読されますようお願いします。

各種製品の注意点

水溶性加工油剤の取り扱い注意点

水溶性加工油の取り扱い注意点

希釈率について

水溶性加工油は、原液に対し30〜100倍もの水を用いて希釈するため、クーラントに関して水の影響は無視できません。井戸水など性状が安定しない水を使用した場合、クーラントも安定しないため、加工そのものに影響が発生いたします。そのため性状の比較的安定した水道水を推奨します。

水道水以外の工業用水

使用される際は、その水に適した油剤を開発・提案いたします。
まず、水の分析を行いますので、一度ご相談下さい。

補給について

定期的にサンプリング検査を行い、適正倍率になるように補給することをお勧めします。現在の倍率が不明の場合は、弊社技術スタッフで検査を行い、その結果によって、補給方法を提案いたします。

混入油について

混入油が多くなると、油剤が劣化腐敗しやすくなります。浮上油があった場合は、浮上油を回収するのはもちろんのこと、混入原因を突き止め、解消することが油剤の長寿命化につながります。

不水溶性加工油剤の取り扱い注意点

不水溶性加工油の取り扱い注意点

交換期について

水溶性に比べ長期間使用可能ですが、加工屑がタンクに多く存在したり、作動油などの混入により加工性能に影響を及ぼすことがあるため定期交換をお勧めいたします。

グリースの取り扱い注意点

グリース

使用中のグリースについて

容器内の使用途中のグリースの表面は、使用後には平らにすることをお勧めします。これは、グリース表面に凹凸がある場合に基油が分離しやすくなって油溜まりができやすいからです。もし、油分離が多い状態だった場合には使用する前にグリースを空気がなるべく入らない程度で軽く混ぜて下さい。

洗浄剤の取り扱い注意点

洗浄剤の取り扱い注意点

洗浄剤の選定について

工業用洗浄剤には多くのタイプがあり、その中で最適な選定をするためには条件をまとめることが大事です。例えば、洗浄方法・設備・工程、対象汚れ、被洗浄物(ワーク)の素材、要求清浄度、法規制・環境への影響に関する制約等さまざまな情報をまとめた上で選定する必要があります。

油剤の開発ならお任せ下さい

使用環境や用途によって、取り扱い方法が異なりますので、詳細は、打ち合わせ・開発時に研究員よりお伝えさせていただきます。その他ご質問、ご要望等ございましたらご相談下さい。

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ご要望に合わせた油剤を開発・ご提案いたします。

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